2012-01-09

ふと気になった事

どうして、都心部にデザイナーが集まるのか。

今、デザインの求人を色々と見ているんだけどやっぱり東京が多い。
そして、地方の企業も東京のデザイナーに仕事を依頼しているってこと。ご当地のお酒の瓶のデザインで、良いと思って誰がデザインしたのか調べてみると主に東京で活躍するデザイナーだとなんだかがっかりする。
でも、地方にもデザインを仕事にしている人はいる。

前から何となく気にはなっていて、改めて考えてみた。
都内の大学に通っていた時は、全く気になっていなくて実家である茨城に帰って生活してみるとそれがすごくよくわかる。

前にある会社のロゴと名刺のデザインを頼まれたとき、使っている名刺を見せてもらった時にどこにデザインを依頼したのか尋ねてみた。名刺を印刷した印刷会社だった。


県内にはデザイン事務所や制作会社、代理店がある。でも、インターネットで検索するとなかなか出てこない。更に、デザイナーの求人は本当に少ない。茨城でデザインをやりたいと思っている人が少ないって言うのが原因かもしれない。なぜ、地方でデザインをやりたいと思う人が少ないのか。そこに入って仕事をしていきたいと思う会社が少ないんだと思った。

デザインには今ある物をより良くするっていう機能がある。デザイナーはクライアントの要望をただ鵜呑みにするんじゃなくて、時には反論する事も大事だ。そこで、議論が生まれ、結果的に良い物ができる。
私は、ある地でデザインが必要とされる時、その地で生活しているデザイナーがデザインという手段で 改善していく事が重要だと思っている。
でも、その流れが今はできていない気がする。地産地消みたいにデザインもその地で生まれて消費されるといいな。何かが茨城から新しく発表される時、「このデザインは茨城のデザイナーがデザインしたんだぞ。東京のデザイナーに負けないくらい良い物を作るデザイナーが茨城にもいるんだ。」って胸を張って言えたらいいなと思う。

あまり、まとまっていないけれどうっすら見えてきた気がする。忘れないようにメモ。